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音楽をもっと身近なものにするために、ヴァイオリンを中心にさまざまな楽器編成で、演奏機会の少ない現代・近代の作品を取り上げて、室内楽コンサートを行っています。初めて聴く音楽に耳を澄ます楽しみを味わってください。
カルチエミュジコ デュオコンセール(京都)
QM55duo.jpgカルチエミュジコ デュオコンセール
ノートゥス-南からの風
QUARTIERS MUSICAUX DUO CONCERT
Notus-vent du sud


ヴァイオリン 印田 千裕
クラリネット 菊地 秀夫
 Chihiro INDA violon

 Hideo KIKUCHI clarinette


ロームシアター京都ノースホール
 岡崎公園内 京都市営地下鉄東西線東山駅 徒歩10分
ROHM Theatre Kyoto North Hall
 dans Parc Okazaki
 Higashiyama Station de ligne métro Tozaï
 10 minutes à pied
アクセス
2019年11月9日(土)14:00
14h00 samedi 9 novembre 2019

■『翼をもった魂』『ひらかれた魂』 (1973) | G・シェルシ
□ L'âme ailée L'âme ouverte 〈vl seul〉| Giacinto SCELSI (1905-88)

■ライト・ムーヴィング (2003) | F・ロッセ
□Light Moving | François ROSSÉ (né en 1945)

■くちばし 丈夫でとがる(2019) | 川崎 真由子
 (クラブペニッシュとカルチエミュジコによる委嘱)
□Un bec, aigu et robuste (B.cl & vl)
           | Mayuko KAWASAKI (née en 1989)
 Création mondiale commandée
         par Club Péniche & Quartiers Musicaux

◇◇休憩 entracte◇◇

■セクエンツァ IX (1980) | L・ベリオ
□Sequenza IX 〈cl seule〉 | Luciano BERIO (1925-2003)

■相vs乗 I (1982) | E・ヌネス
□Versus I | Emmanuel NUNES (1941-2012)

■ふたつの小品 (2008) | G・アペルギス
□Deux Miniatures | Georges APERGHIS (né en 1945)


チケット
【全自由席】
一般 3000円 学生2000円 小中高生1000円
  (パスリゾーム・会員 各500円引)
 ▶︎▶︎▶︎チケット購入ページへ(外部サイト)

 ※公開リハーサル (無料)
  11月8日(金)18:00-19:30
  @南大阪教会 [設計 村野藤吾]
  大阪市阿倍野区阪南町1-30-5
  大阪メトロ御堂筋線昭和町駅・谷町線文の里駅


《クラリネット&ヴァイオリン デュオに向けて》
2019年のカルチエミュジコのコンサートは、クラリネットとヴァイオリンのデュオコンサート。ある楽器の編成は、伝統的なクラシック音楽において意味合いやイメージが固定化されてきましたが、20世紀以降の音楽の探求の中で、作曲家たちはさまざまな新しい形を模索し、そこでは演奏者にとっても聴き手にとっても新しい音や響きとの出会いがあります。

今回は、エマヌエル・ヌネスの『相乗 I』を発端に、クラリネットとヴァイオリンのデュオの競演を聴くことを主題としました。エマヌエル・ヌネスはポルトガル生まれ、リスボンで音楽の経歴を始め、1964年以降パリを本拠に音楽を探求し続けた作曲家で、この作品は1980年代のソロ楽器のための「38のセクレンチアス」のクラリネットとヴァイオリンの探求を合流させ、音響空間の意味を問いながら二つの楽器の間の対位法上の関係を新たに作り出した作品です。

さらに新しい世代の試みとして、日本の若い世代の作曲家川崎真由子さんに新作を委嘱し、その世界初演を対置しています。バスクラリネットとソプラノの作品で高い評価を得ている作曲家が、クラリネットとヴァイオリンの可能性に挑戦します。

これらの作品を核に、クラリネットとヴァイオリンのデュオの魅力をお伝えしたいと思います。

今回の新作委嘱はクラブペニッシュとカルチエミュジコの共同プロジェクトです。
新作委嘱を応援してくださるサポーターを募集しています。ご協力をお願いいたします。

新作委嘱(クラブペニッシュ)についての詳細は ▶︎▶︎▶︎こちら をご覧ください。

CLUBPENICHEロゴ




パスリゾームは、現代音楽を楽しむためのメンバーシステムです。
カルチエのみならず、参加する現代音楽コンサートで割引料金でチケットを購入できます。
 →詳しくは こちら
 →パスリゾームのサイト

後援:ポルトガル大使館 Embassy of Portugal Camões, I.P.
   日本現代音楽協会
   日仏現代音楽協会

協賛:マリーコンツェルト 
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オープンリハ@南大阪教会
QM55duo.jpgカルチエミュジコ デュオコンセール
ノートゥス-南からの風
オープンリハ@南大阪教会

QUARTIERS MUSICAUX DUO CONCERT
Notus-vent du sud

OPEN REHEARSAL

予約不要・未就学児歓迎・
途中入退場可・カンパ歓迎


11月8日(金)18:00-19:30
会場:南大阪教会礼拝堂
   (設計:村野藤吾)

   ▶︎▶︎アクセスマップ
   大阪市阿倍野区阪南町1-30-5
   大阪メトロ御堂筋線昭和町駅2番出口徒歩5分
      谷町線文の里駅4・6番出口徒歩5分

11月9日(土)ロームシアター京都ノースホールで行う「カルチエミュジコ デュオコンセール ノートゥス-南からの風」の公開リハーサルを開催します。本公演のプログラムのうち、デュオ作品を演奏します。
   ▶︎▶︎11月9日本公演のごあんない

会場となる南大阪教会礼拝堂は、建築家村野藤吾が晩年に設計した建物で、近代建築の名作として知られています。響きも良いこの空間で音楽を聴くことができるこの機会に、お気軽にお立ち寄りください。

ヴァイオリン 印田 千裕
クラリネット 菊地 秀夫
 Chihiro INDA violon

 Hideo KIKUCHI clarinette


プログラム
■ライト・ムーヴィング (2003) | F・ロッセ
□Light Moving | François ROSSÉ (né en 1945)

■くちばし 丈夫でとがる(2019) | 川崎 真由子
 (クラブペニッシュとカルチエミュジコによる委嘱)
□Un bec, aigu et robuste (B.cl & vl)
           | Mayuko KAWASAKI (née en 1989)
 Création mondiale commandée
         par Club Péniche & Quartiers Musicaux

■相vs乗 I (1982) | E・ヌネス
□Versus I | Emmanuel NUNES (1941-2012)

■ふたつの小品 (2008) | G・アペルギス
□Deux Miniatures | Georges APERGHIS (né en 1945)


#ノートゥス #Notus
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テーマ:現代音楽 - ジャンル:音楽

村野藤吾と南大阪教会


11月のデュオコンセール、リハーサル会場として日本基督教団の南大阪教会の礼拝堂を使わせていただくことになりました。この教会は1926年(昭和元年)に設立され、2年後に現在の場所に建物を建設、3年後に幼稚園ができ、現在に至っています。1928年に建てられた塔屋と礼拝堂を設計したのが建築家村野藤吾さん、近代建築史の中で独自の位置を築いた建築家の最初期の作品です。南大阪教会の現在の礼拝堂は1981年に建て替えられたもので、これは最晩年の作品。ひとりの建築家の最初と最後の作品が寄り添って建つ、稀有な場所ともいえます。その南大阪教会と村野藤吾に関して、ウェブ上で読める記事をピックアップしてみました。

村野藤吾について
村野藤吾(むらのとうご、TOGO MURANO:1891~1984)建築家

1891年5月15日佐賀県唐津市で生まれ、八幡で育つ。福岡県小倉工業学校(現小倉工業高校)機械科を卒業後、八幡製鐵所に入社。その後早稲田大学工学部電気科に入学するが、後に建築の道へ進む事を決心し、同工学部の建築科に移る。また経済学にも関心を持ち、マルクス「資本論」からヒューマニズムに深く傾倒した。

1918年大阪の渡辺節建築事務所に入所、様式建築を学ぶ。1919年に論文「様式の上にあれ」を発表(日本建築協会雑誌、建築と社会)。この渡辺事務所員時代に日本綿業会館(大阪、登録有形文化財)を担当した。

1929年独立し、村野建築事務所を開設。初期の作品・森五商店ビル(1931年)は、当時訪日していたブルーノタウトからも高い評価を得た。シャープなモダニズム建築(旧そごう百店など)、落ち着いた和風建築(都ホテル佳水園、なだ万山茶花荘など)、祈りの場としての神聖な建物(平和記念聖堂、宝塚カトリック教会など)など、300を超えるその作品は多種多様な表情をみせながらも、豊かな表現力で「ぬくもりが感じられる建築」を創作し続けたことは共通している。
大阪に拠点を置き、各地の現場に常に意欲的に脚を運んだ。90歳を超えてなおも、現役で活動し、1984年11月26日に93歳で没する当日まで鉛筆を離さず仕事を続けていた。1953年に手がけた広島の平和記念聖堂は2006年に戦後建築として初めて重要文化財に指定されている。

▶︎▶︎作品年譜



◆TORAJIRO通信 村野藤吾のファサード⑨ 南大阪教会
「大阪市阿倍野区阪南町にある「南大阪教会」には、村野藤吾の処女作と最晩年の作品が共存しています。
教会塔である塔屋は1928年(昭和3年)、大阪基督教会創立50周年の記念事業として建築されたもの。
設計・監督は、渡辺節建築事務所。村野藤吾が在籍していた事務所で、これが彼のはじめての作品。
会堂と教会塔ともに戦火をくぐり抜けたが、時間の経過とともに傷みが激しくなり、会堂は取り壊されることに…。
村野さんは「私の長男」と呼んで強い愛着を示していたそうです。

戦後、礼拝堂の老朽化と収容力の点から改築されました。
当時90歳の村野の手によるもの、彼の宗教建築最後の作品です。
楕円形を基本とした凹凸に富んだ壁面に、自然光と吊式照明が組み合わされた村野の仕掛け。敷地いっぱいに建てる際、村野は形を丸くすることで周囲に空間を残し、近隣に対して圧迫感を与えないようにとの配慮がなされています。」
(こちらのブログには、過去の写真・図面等が掲載されています)



▶︎▶︎岩田厚建築設計事務所「建築の写真」
「投稿した建築は大阪にある日本基督教団南大阪教会。
この教会は村野藤吾の初めての建築です。
1928年、村野さんがまだ渡辺節の事務所で働いていた際に37歳で設計しました。
そして1981年、この教会の礼拝堂部分の改築にあたり、再び村野さんが設計を担当されました。御年90歳。

実に半世紀以上の時を超えて自らの設計に手入れたということになります。
その事実だけでもウルっとくるには十分です。」

▶︎▶︎川風に吹かれて 日本基督教団南大阪教会/村野藤吾
「大阪教会の塔屋(教会塔)は昭和3年(1928)、大阪基督教会創立50周年記念事業のひとつとして建築された。 設計・監督は、当時まだ渡辺節建築事務所に在籍していた村野藤吾で、これが彼の処女作となった。

明治24年(1891)、佐賀県唐津市に生まれた村野藤吾は、大正7年(1918)に早稲田大学建築学科を卒業後、大阪の渡辺節建築事務所に入所し、活動の拠点を大阪に置いた。 旧礼拝堂(会堂)と塔屋(教会塔)は無事に戦火をくぐり抜けたが、時間の経過とともに傷みが激しくなり、旧礼拝堂(会堂)を取り壊すことになった。その際、村野は「私の長男」と呼んで強い愛着を示したというエピソードが残っている。 そして昭和56年(1981)に新礼拝堂(会堂)が建築されたが、こちらも当時90歳の村野の手によるもので、彼の宗教建築最後の作品となった。つまり南大阪教会は、村野藤吾の処女作である塔屋(教会塔)と最晩年の作品である新礼拝堂(改修)とが一望できる貴重な建築物であるということができるのだ。」

▶︎▶︎大阪市 阿倍野区の都市景観資源 日本基督教団南大阪教会
概要
日本基督教団南大阪教会は、大正15年(1926年)2月7日に日本基督教団大阪教会の創立50周年記念事業の一つとして独立し宣教を開始した。南大阪教会の設計監督を担ったのが若き建築家の村野藤吾で、昭和3年(1928年)に旧礼拝堂と教会塔は完成し、これが彼の処女作である。
 旧会堂と教会塔は無事に戦火をくぐり抜けたが、時間の経過とともに傷みが激しくなり、旧会堂を取り壊すことになった。昭和56年(1981年)に新会堂が建築されたが、それも藤吾の手によるもので、これが宗教建築最後の作品となった。南大阪教会は、村野藤吾の処女作(教会塔)と最晩年の作品(新会堂)と共存している貴重な建築物である。
 また、教会の南東方向には阪田寛夫「サッちゃん」詩碑がある。阪田寛夫(1925年~2005年)は大阪市住吉区天王寺町(現・阿倍野区松崎町)生まれの詩人、小説家、児童文学作家であるが、彼は南大阪教会付属南大阪幼稚園の二期生でもあった。「サッちゃん」は昭和34年(1959年)に書かれた童謡で、阪田寛夫が園児だった時に、1年上のクラスに「さちこ」という園児がおり、この「さちこ」さんに対する親しい思いを、後にこどもの詩という形に結晶させたもの。

講評〔大阪市都市景観委員会〕
村野藤吾が築いた教会塔が目立っており、明確なランドマークとして定着している。また、「サッちゃん詩碑」もこの場所にある必然性やストーリーがあり、一体として文化的な謂れある区画を形成している。



▶︎▶︎哲建ルンバ「日本基督教団南大阪教会塔屋(村野藤吾)、及、「サッちゃんの歌」~日本の教会建築(1)

【2】「サッちゃんの歌」詩碑
「有名な童謡、「サッちゃん の歌」の作者・阪田 寛夫(さかた ひろお)は、日本基督教団南大阪教会と同じ敷地にあって、同教会が運営する南大阪幼稚園の二期生であったそうで、同教会の南東部に「サッちゃん」の詩碑があります。 

南大阪教会の「サッちゃん」の詩碑には、南大阪幼稚園の阪田寛夫氏の1年上に、「さちこ」さんという園児がいたと書かれてはいます。 しかし、インターネットで検察して見たものに、実は、阪田寛夫氏の娘のひとりが、まだ、小さい時に、交通事故で亡くなったが、その娘の名前が「さちこ」で、「サッちゃん」の歌とは、実は、娘を亡くした阪田寛夫が、亡くした娘を思って歌った詩で、特に、3番の≪サッちゃんがね 遠くへいっちゃうってほんとかな≫というのは、引越してどこかへ行くのではなく、交通事故で亡くなった娘が他界していなくなってしまうことで、≪だけど、ちっちゃいから 僕のこと忘れてしまうだろ さびしいな≫という≪僕≫とは、「サッちゃん」の同年代の男の子ではなく、父親の阪田寛夫のことだと書かれたものを見ましたが、今、それを見つけることはできません。実際はどうだったのでしょう。
いずれにせよ、とても、優しい詩であり、優しい心を呼び起こす詩だと思います。 」

引用させていただいた皆さん、ありがとうございました。
(写真は全て ©quartiersmusicaux)





ノートゥス──南からの風(エクストレ)



ノートゥス──南からの風(エクストレ)
Notus--vent du sud(extrait)


6月1日に行われた《カルチエミュジコ デュオコンセール ノートゥス──南からの風》を、ダイジェスト版でお届けします。耳をすまして聴いてみてください。

11月9日は京都で同プログラムのコンサートを開催します。
関西方面の皆さん、お楽しみに!
なぜ『くちばし 丈夫でとがる』のか?


なぜ『くちばし 丈夫でとがる』のか?
Pour quoi il aura «un bec, aigu et robuste»?


6月1日に初演された新作委嘱作『くちばし 丈夫でとがる』(川崎真由子作曲)のイメージビデオです。
後半で初演の演奏の一部をお聴きいただけます。
11月9日の京都公演もお楽しみに!
クラブペニッシュのサポーターも引き続き募集中です

『くちばし 丈夫でとがる』(2019)
ヴァイオリンとクラリネットのための
川崎真由子 作曲
クラブペニッシュとカルチエミュジコによる委嘱
演奏 印田千裕(ヴァイオリン) 菊地秀夫(バスクラリネット)
2019年6月1日世界初演
@杉並公会堂小ホール

« Un bec, aigu et robuste »
pour Violon et Clarinette basse
Mayuko KAWASAKI
commandé par Club Péniche & Quartiers Musicaux
Chihiro INDA violon, Hideo KIKUCHI clarinette basse
Création mondiale; le 1er juin 2019
à Suginami Koukaido Salle Récital