音楽をもっと身近なものにするために、ヴァイオリンを中心にさまざまな楽器編成で、演奏機会の少ない現代・近代の作品を取り上げて、室内楽コンサートを行っています。初めて聴く音楽に耳を澄ます楽しみを味わってください。
カルチエ・デテ2009トピックス・03 <エディットがブザンソンコンクールの審査員として来日>
エディットが今年のブザンソン国際指揮者コンクールの東京での予備審査審査員として来日します。公開審査ですので、ぜひご出席下さい。
東京芸術大学第6ホール
5月30日(土)11h30~13h00、15h00~18h00
5月31日(日)10h00~13h00、15h00~18h00

つぎの北京での予備審査に出発するまでの短い滞在期間の合間を縫って、委嘱新作『砕けてもあり、、、』をはじめ、カルチエの演奏作品についてのアドヴァイスを受けることになっています。

ブザンソンでは、エディットは指揮者・評論家・楽団長をはじめとする6人の審査員のひとりとして審査に参加するほか、9月19日のファイナルにあたっては、課題曲として新作を提供する予定です。英国のBBC交響楽団により初演されますが、初演の指揮者は誰ということになるのでしょうか。また、どの時期に指揮者に楽譜が渡されるのか、興味のあるところですが、各候補者は、3日前のプレファイナルが終わるまで、それどころではないでしょうね。

今回の予備審査はコンサートではなく、4手のピアノによる練習風景が対象となりますので、指揮者は曲を中断したり、途中でふたりのピアニストに指示をあたえたりすることになります。参加予定者は31名で、各自5分~20分の審査時間がありますが、審査員は途中で演奏を中止させることも可能です。それにしてもピアニストたちは2日間で31回も『ペトルーシュカ』を弾くことになります!

演奏される曲は下記の通りです。(4手のピアノ用)
□ストラヴィンスキー『ペトルーシュカ』(作曲家の編曲)
(最初から魔術師の塔の前<30>まで)
(第三景ワルツ<71>より第三景最後<82>まで)
(農民の笛と熊の立ち歩き<100>より群衆の踊り<125>まで)
□モーツァルト『交響曲第38番第1楽章』(ドーヴァー版)

カルチエ・デテ2009トピックス2〈聴秋俳句による新作タイトル〉


パリのエディットから、無伴奏ヴァイオリン曲の委嘱作品の楽譜が発送されています。
フランス語タイトルは、『En mille éclats』です。

上田聴秋の俳句「砕けても砕けてもあり水の月」からとられたもので、
エディットの作品は「いうまでもなく、不変性とはかなさの対照」がテーマとなるとのことです。

日本語タイトルは、聴秋の俳句のとおり
「砕けてもあり、、、」としました。
タイトルに関しましては、7月11日の初演までに、
ご意見をお寄せください。

聴秋のフランス語訳と英語訳は下記の通りです
(海外での俳句は、国際俳句・世界俳句として、5-7-5の韻律より、意味をとったもので、翻訳のみならず、創作も数多くおこなわれています。フランス語への翻訳者は不明ですが、もとの韻律より短いながらも脚韻をふんだ見事な訳だといえるでしょう)

Fût-ce en mille éclats
Elle est toujours là
La lune dans l'eau.

The moon in the water;
Broken and broken again,
Still it is there.

みなさんは「不変性とはかなさ」の対照として、どのような組合わせをあげられるでしょうか。

また聴秋にならった俳句を募集しています。ふるって応募下さい。
ブログ等でご紹介させていただければと思います。
(匿名・俳号でも結構です)。
「○○○○○、○○○○○あり、□□□□□」体言止め

それでは、どうぞ新作へご期待下さい。