音楽をもっと身近なものにするために、ヴァイオリンを中心にさまざまな楽器編成で、演奏機会の少ない現代・近代の作品を取り上げて、室内楽コンサートを行っています。初めて聴く音楽に耳を澄ます楽しみを味わってください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カルチエデテ2010 曲目解説
宮川渉『x.へ』ヴァイオリンとチェロのための
『x.へ』は 、ギリシャ人作曲家ヤニス・クセナキス(1922-2001)の音楽に接して深く感動し、その力強さを私なりに学んでみたいという気持ちから7年ほど前に書いたものです。それゆえこの作品は、クセナキスに献げられた曲と言えましょう。クセナキスがモーリス・ラヴェルに敬意を表して『r.へ』というピアノ曲を書いたように、私も彼にならって、このタイトルを選びました。
『x.へ』の中では、クセナキスの音楽で欠かせない奏法、グリサンドが重要な役割をはたしています。このグリサンドはよく「x」というかたちで交わります。『x.へ』という私のタイトルの選択は、ここからも来ています。実際の作曲において、このグリサンドの音高と時間的長さは、数学を専攻していた友人が描いてくれたいくつかの指数曲線をもとにして決めていきました。この方法は、当然クセナキスを彷彿とさせます。この曲での私のアプローチの仕方は、絵描きの見習いが名作をコピーして学ぶ姿勢と大変似ていると言えるかもしれません。(wm)
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。