音楽をもっと身近なものにするために、ヴァイオリンを中心にさまざまな楽器編成で、演奏機会の少ない現代・近代の作品を取り上げて、室内楽コンサートを行っています。初めて聴く音楽に耳を澄ます楽しみを味わってください。
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ヴァイオリン コンセール モノローグに寄せて
なぜフランス音楽なのかと問われれば、なぜ世界音楽ではないのか、と問い返されなければならない。なぜ現代音楽なのかと問われれば、なぜ伝統音楽ではないのか、と問い返されなければならない。現代のフランス音楽の最前線から、どのような影響を与えられるのかを模索しているわけではない。みずからの演奏活動、さらには文化活動のありかたとして、現代のフランス音楽が、かの地の社会を背景として、目の前に現前しているということである。

演奏される側と演奏する側は、あくまでも対等の関係性のなかにある。フランス音楽が「マイナー音楽」だとするなら、向き合おうとしているものは、まさしくマイナーな音楽である。言い換えれば、デュサパンのいう「東の音楽」である。歴史上・地政学上の世界における、われわれの立ち位置、話している言語が、おのずからさらに東の音楽である。他者としてでないところで(世界と)連帯するより、ほかにどうしようもない。                  

今回のプログラムは、2001年以降のカルチエミュジコの活動が反映・凝縮されている。カナ=ドゥ=シズィへの2009年の委嘱作品をはじめ、さまざまな機会に取り上げているデュサパンとマントヴァーニ、再演となるジョリヴェとブーレーズ、そしてあらたに姿を見せようとしているベンジャミンが並び、現在のヴァイオリニストとカルチエミュジコでなければ組み立てられることのない(ふさわしい)プログラムが組み上がったことと思う。
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